自称廃ゲーマーで理系サラリーマンですが。

【雑記】ビーダマンの話

ビーダマンと言えば腹に詰められたビー玉を猛烈なパワーとスピードで射出し石柱や
鉄のタンクをも貫通、破砕する兵器として知られているが現実世界のそれは安全設計
という名の暴力によって子供騙しのガラクタとして販売されていた事実を記憶に
留めているアラウンドサーティも多いことと思う。

俺は当時新作ビーダマンが出る度に(ビーダマンは安価であり親を落としやすかったのだ)
魔改造に勤しんでいたものだったがそんなビーダマンの中で今なお印象に残っている
ものをエピソードを交えて書いていく



①ゴールデンボンバー
ボンバーマンを模した一番単純なタイプのものしか存在しなかった時代に登場した
ビーダマンで、頭のダイヤルを回すことで射出したビー玉にスピンをかけたりカーブ
をさせたりすることが可能と謳われた一品。当時のビーダーが夢中になってやまなかった
爆球連発スーパービーダマンという漫画(締め打ちで骨が折れる漫画と言えば分かる
諸兄もいるのではなかろうか)においてはサラというキャラクターがその性能を遺憾なく
引き出しており、障害物の後ろに隠れた的をカーブシュートを巧みに使ってヒットさせる
などしていた。

それで現実のゴールデンボンバーはどうだったのかというと悲惨の一言であり、酒を手に
ビーダマンの話をするならまずこれだろうという程に少年の心をズタズタにしたことで
有名なのである。まず射出機構が頭部にあるため「締め打ち」ができない。更にビー玉
収納部のローラーが貧弱すぎて力を込めようにもビー玉はその場にゴトンと落ちるのみ
で推進力は頭部から腹部にかけての位置エネルギーがほぼ全てであったと言って良い。
挙句の果てに発射トリガー部分が非常に脆くて折れやすいため勢いをつけようと力めば
すぐにポキッと逝くのである…当然そこが折れれば即選手生命の終わりだ。
説明書では的と障害物を置いてボウリングのような楽しみ方をすることを提唱していた
がそんなことは出来るはずもなく、ゴトン、ゴロゴロ…と力なく転がり家の床の微妙な
傾きでカーブしていくビー玉を白い目で眺めていた少年は数知れないであろう

それで俺はどうしていたかというと射出部のローラーに家庭科の授業等で余ったフェルト
の類を巻きつけ接着剤で固定するということをしていた。ローラーの直径を大きくして
発射口を狭め、かつ接触摩擦を大きくする部材という点でこのチョイスは最適であり、
ビー玉のスピードを数倍、それ以上に高めることに成功したのであった。勢いが増せば
本来のウリであったスピン、カーブも申し分なく機能し俺は目を輝かせながら狂ったよう
にカーブショットに興じていたのを覚えている。
しかしながらもともと脆い発射トリガーへの負担は更に増大することとなり、合計2体
購入したゴールデンボンバーのいずれもが発射トリガー破壊の末路を辿った。
あれを実戦投入するには某固有結界然とした戦い方が必要になっただろう



②ファイティングフェニックス
爆球連発スーパービーダマン(以下爆スーとする)の主人公が操る初の専用機として登場、
これ以来ボンバーマンタイプのビーダマンはまったく登場しなくなった。ビーダマンの
ターニングポイントと言える機体である。3つの硬質素材のツメでガッチリとビー玉を
抱えトップスピンで射出するという機構で、OSギアと呼ばれるオプションを装着すれば
それを介してOSギア対応汎用オプションパーツ(連射用タンクやロングバレル等)を
使えるなど、より競技性の高いおもちゃになった。

この機体は俺が覚えている限り購入した全てのビーダマンの中で最もビー玉を高速で
打てる機体である。脇をグッと締めれば締めるほどに更にスピードが増すためビーダマン
としてはこの上ない良品であった。当然俺としては更にスピードを伸ばしたかったので
単純な試行錯誤の末、ビー玉をホールドする3つのツメの根本にそれぞれプラ板を
ねじ込むことにした。これにより射出時にツメが外側に押しやられる際の抵抗を一気に
引き上げ、爆発力を引き上げようというわけである。

しかしテスト発射をしようとしてもトリガーはビクともしなかった。プラ板のせいで
柔軟性を失った3つのツメはビー玉をギッチギチにホールディングしており生半可な力で
それらを押しのけることを不可能にしていたのだった。
これはもし発射できたらえらいことになるぞとつばを飲み込みそして膝と腕でしっかり
と機体を固定、腹に力を入れて渾身の力を込めたその瞬間

打てた。と脳が認識したその瞬間と同時に聞こえたのは着弾音であった。シャーン!
と。明らかにビー玉が壁にぶつかったものではない…それは紛うことなき破壊の音。
俺の打ったビー玉は既にビー玉ではなく、美しいガラス片の数々となって部屋を
舞っていたのである。その弾道は、直線であった。爆スーで幾度となく見た軌跡を
その時その目で見たのだ、感無量であっただろう。俺はこの時成し遂げた顔をしていた
のか、その後に身に降りかかるであろう恐怖に顔をひきつらせていたのかは覚えて
いないがこの時部屋の外でもうひとつ何かが壊れたのを俺は確かに感じ取っていた
のである。直後にレイジⅢがかかった母親が部屋に入ってきた時はもうだめかと
思いましたね だめだったけど



③スタッグスフィンクス
ビーダマンがモデルガンのような危険な玩具であるという誤解を解くのに幾許かの
時間を要した。さてこのスタッグスフィンクスは①で紹介したゴールデンボンバーの
後継機にあたるものであり、カーブやスピンをかけられる基本的な仕組みは同じだが
前述のOSギア周辺機器の恩恵を受けられるのと、締め打ちができずパワー不足で
あるという問題点が射出口を狭めるアタッチメントを取り付けられるということで改善
されていた。他にもあった気がするけど忘れた。

購入後、早速アタッチメントを取り付け打ってみる・・・がやはりというか期待していた
程のスピードと回転は生み出すことができず。ゴチャゴチャと装飾が施されてはいる
ものの機構的な所はゴールデンボンバーと殆ど変わらないため、「フン、やはりガキ
の玩具の域を出んか」などと落胆しながらもテスト発射を繰り返していると発射トリガー
である角の片方が真っ二つに折れてしめやかにビーダマンとしての生涯を閉じた。
時が経ち今この機体名でググると当時同じ思いをした怨嗟の声が多数ヒットするのを
みてもあからさまに設計強度が足りていないとんでもない地雷であったことが伺える。
俺のヘイトはこの機体を爆スー内で扱っていたサラに向いており早くぶっ壊されろや
と毎回のように念じていたのを覚えている(結局壊されなかった)




で何故突然こんなのを書いたかというと

Kindle版「爆球連発!!スーパービーダマン」各巻が11円に!全15巻買っても165円
http://www.inside-games.jp/article/2016/02/10/95845.html

こういう話を見たからだ。侮るなかれ、漫画としても結構面白いんだこれ
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twitterへRTする 2016-02-11 : 普通の日記 : コメント : 3 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
ガチの初期ビーダマンは1発しかビー玉を装填出来なかったと言う…
白ボンの羽つけるだけで何故ビー玉がよく飛ぶのか理解出来なかったあの頃

確かボール紙で四角い筒を作って、ビーダマンの頭の後ろを開けてそこに筒を接続し、ビー玉最大8装填とかやってました
2016-02-13 02:48 : URL : 編集
No title
懐かしいですな。
自分は輪ゴムでギッチギチにして威力UPさせてましたね。
各々の改造したビーダマンを見せ合ってはやいのやいのしていたあの頃・・・(遠い目
2016-02-13 22:54 : URL : 編集
No title
初期の頃のは腹に一発押しこむだけだったね…
友人は早々にペットボトルでマガジン作ってました
(後々マンガのほうでそんな感じのキャラがでましたね)

最近はビーダマンの話をすることがよくあったのですが
みんな思い思いの改造してるってのは共通でした。
ミニ四駆とかもそうだけど男の子の玩具って感じでいいよなぁー
2016-02-17 22:43 : ztar URL : 編集
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