自称廃ゲーマーで理系サラリーマンですが。

【TERA】恐怖の迷宮で最上の恐怖を味わったお話

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Lv57から行けるID(インスタンスダンジョン)、恐怖の迷宮へ行った。
キリアンちゃんとの雌雄を決するTERAのエンドコンテンツのひとつだ。
難易度は確実に上昇しており、初見での安定攻略は非常に難しい。

そんな恐怖の迷宮の野良パーティーで出会った謎の人間についての
話をしよう。以下、こいつの名前を「太郎」とする。

太郎は出会った時から変だった。黙して語らず、適当な質問を
投げるとメインクエストの名前を張り付けただけの返答。
挨拶もなく、何の会話も成立しなかった。

太郎はウォーリアーだ。このパーティーでの中核を成し、なみいる
強敵達のヘイトコントロールを任せなければならない立場。
特殊な仕掛けや一定パターンでの即死攻撃が多いこともあり、
先ずはコミュニケーションがとれなければ如何ともしがたい。

外人・・・なのだろう、恐らくは。いいじゃんワールドワイドじゃん。
「first time to challenge?」「太郎、ユーはforeignerか?」
しかしこれまた返答がない。
ちょっと待て、英語も通じないのか?小~中学生の中華とかか?
はたまたアラブやグンマーの人間か?
よくこんなレベルまで上げてこれたな・・・。

流石に蹴ることも考えたが唯一無二の体験となるかもしれん、と
成り行きに任せることとした。そう、それがミステイク

恐怖の迷宮攻略にあたって絶対必要なアイテムがある。
それが「意思の秘薬」だ。特定のボス戦で事前に使っておかなければ
操作不能のデバフをかけられ、死ぬ。
太郎がアタッカーなら、最悪発狂してそのへんに転がっててもらっても
一向に構わないのだが、ウォーリアーだ。意思の秘薬をもってして
デバフ攻撃に耐え、ボスのタゲをもっていてもらわねばお話にならない。
3つはないと足りないので、このことだけは伝えなければならないのだが

メンバー「<意思の秘薬> 3 must」
太郎  「<意思の秘薬> 1 must」

3だっつってんだろ!1個じゃたんねーから!

で、なんやかんやで

太郎  「OK

と、肯定的な返答があったが何がOKなのか解せぬ。
ダンジョンに入ってすらいないのに、もうハードルが高い

結局そのまま攻略を開始。

太郎は意外と消極的だ。なんとなく空気を読もうとしているのか、
メンバー全員が臨戦体勢に入っても敵に中々向かわない。
痺れを切らして「Go」と言うとマーキングした敵に向かっていく。
ボタン一つで攻撃指令が出来ない使い辛い精霊のようだ

ボスまではすんなり。ソーサラーの新技アイスブラストが光る。
割といけるんじゃないかとも思った。それもミステイク。
コミュニケーションの壁は生温いものであったと後に知る。

太郎は、下手糞だった
仮にもこのレベルまで上げたのだ。黄金迷宮や空中庭園も
こなしてきたのだろう、攻略も彼なりに研究してきているのでは。
コミュニケーションがとれないことと中の人の実力に因果はない。
かすかにそう思っていたのだが、太郎は、下手糞だった

まるでボスの攻撃を吸い寄せるかの如く鮮やかな被弾
被弾被弾被弾。逃げる。ヒールをする。タゲが俺に向く。
殴らない、逃げる、サラにタゲが向く。太郎が歩きに巻き込まれ
金属音を立てながら轢かれ、転がっていく。ヒールをする。
タゲが俺に向く。俺に向けたボスの回転攻撃。なんとか
テレポで避ける。同時に「太郎が死亡しました」のログ。

起こすも起こすも、とにかく死ぬ。ヘイトなど殆ど稼いでいない
のでタゲは攻撃のたびにあちらこちらへ。ヒールエネルギー1個
置こうものなら俺の真下に赤円である。自衛スキルを残した
状態で回復スキルを使わねば俺が死ぬ。というかレジスト
され何度か死んだ。命の安い戦闘が繰り広げられる。

これはどういったことだ。「そういうプレイ」なのだろうか。
俺は試されているのだろうか。廻天の祈祷 、リバースブレシングを
紋章つきでフル回転させても全くもって追いつかぬ。
守備の精霊がいかに優秀であるかが身に染みる

それでも少しずつ削り、道中のボスを倒していく。
戦闘後に太郎が「痛」と発言したのがじわじわきた。
メンバーがそれとなくヘイト稼げと言うも返答はなかった。
焚き火にあたりながら虚ろな目で次を見据えていた。

薄々気づいていた。最後まで攻略しきることは適わぬと。
微妙な片言の漢字群や英単語の組み合わせで太郎を
いじるのが歩みを進める原動力となっていた。
して、その時は訪れる



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「キリアンの部下 アレイスター」

恐怖の迷宮随一とも謳われる強敵クソピエロ。
即死級の攻撃力は当然として、各職業の能力を持つ
NPCパーティーを召喚し、場をカオスに陥れる。
そして時折使用する全体デバフ攻撃。ここで<意思の秘薬>
使っておかなければならないのだ。

我々は太郎に理解して貰えるよう、「<意思の秘薬>」と
アイテムリンクを張り付け発言し、目の前で飲んで見せたりした。
実際に太郎が飲んだのかは知らない。みんな疲れていた

アレイスター戦に関しては最早詳細を綴るべくもない。
召喚後、文字通りあっという間に全滅した

誰も再挑戦などとは思わなかったろう、
満場一致の「よし、諦めよう!」でその日の攻略は終了した。
心のオベリスクが倒壊した瞬間である。
パーティーメンバーには何か申し訳ないことをしたような気がする。
最後は「太郎 攻略 終了」「感謝」と締めて解散したのだが
伝わっていたのかも分からないし返事もなかった。

恐怖の迷宮は、本当に恐怖だった。
思えば、おれたちの心の奥底、深層心理に潜む恐怖が
具現化して現れたのが「太郎」なのかもしれないな。

おっと、アルン鯖の諸君は他人面している余裕などないぞ。
ほら、君のパーティー募集を聞きつけて「彼」が来たぞ──
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twitterへRTする 2011-09-15 : TERA : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
今更感たっぷりですが、
個人的に今まで読んだブログのどれよりも面白いです。
当時は本当に腹抱えて笑いました
2015-04-20 13:48 : v URL : 編集
No title
お恥ずかしい限りですありがとうございます。
TERAはもう懐かしいとすら思えるタイトルですが
面白かったなぁ。今はどうなってるんだろうなぁ
2015-04-21 19:32 : ztar URL : 編集
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